Written by kola

投資初心者必見!必ず使えるチャートパターン(支持線と抵抗線)

テクニカル分析 投資

これが引けないとマズい!重要なテクニカルライン「支持線と抵抗線」とは?

テクニカル分析を学ぶと、チャートに色々なラインを引けるようになります。最も基本的なラインはトレンドラインですが、これは「基本のき」で一度説明している内容なので割愛します。その次に重要となるのが支持線と抵抗線です。

まずはその考え方ですが、支持線と抵抗線はどこまで価格が上昇するのか、あるいはどこまで下降するのかをある程度予測することにあります。加えて、短期のチャートから長期のチャートまで、様々なタイミングで引くことができるものになります。まずは支持線、抵抗線の定義を確認していきましょう!

支持線と抵抗線の定義

  • 支持線:以前に反発した安値に引いた水平線
  • 抵抗線:以前に反落した高値に引いた水平線

支持線と抵抗線のどちらも、上昇時と下降時の考え方は同じである。

と言っても文字だけではよくわからなので、実際のチャートを見てみましょう。

支持線と抵抗線実際のチャート

直近のダウ平均の上昇局面での支持線(赤線、赤丸)と抵抗線(青線、青丸)です。至って簡単で、支持(サポート)された点と、抵抗(レジスタンス)された点の頂点に水平線を引くだけです。

 

念のため下降局面も確認しておきましょう!

上昇局面に同じく、前回安値と高値を切り下げた時に支持された点と抵抗された点の頂点に水平線を引くだけです。では次にこの線を実際にどのように使用していくのか?について説明していきたいと思います。

支持線と抵抗線の使い方

現在は2022.10.24ですがこの後どのように価格が変化するのか?ということを考える時に使用します。上図において短期的には上昇局面で、この上昇がどこまで続くのか?そこが一番気になりますよね。この場合ですと前回の下降局面で引いた支持線と抵抗線を参考にします。ほんの直近であれば、「10460」に引いた抵抗線が意識されると思いますので、そのまでは一旦上昇しそうだな。と考えるわけです。

では、その後はどうなる?ともっと先が気になってくるわけですね。笑 そうなってくると、もっと視点を広げて見ていく必要があるわけです。少し視点を広げたものが下図になります。ここでは、視点を広げたことで、その前にあった「10650」の支持線と抵抗線(紫線、紫丸)が新たに加わってきます。では次はこの紫色の価格まで上昇しそうだな。となります。

逆にまた下降トレンドに入った場合はどこまで下落するのか?についても考えることができます。下図でいくと、短期的にはオレンジ色「10045」の価格、少し期間を長く考えた時は黄色「9675」の価格まで下落しそうだな。とこんな感じの予想が立てられるわけです。このようにして自身の考える価格推移を確立していくときに支持線と抵抗線は役に立ちます。

よくアナリストなどが、下落局面でここまで下がりそうですね。なんて言っているのは、いつかの大きな支持線もしくは抵抗線であることが大半です。どの線を価格の転換点と読むか。これが違うだけですので、予想された価格を耳にした際はチャートを見てみると面白いです。

あとは、実際にどの程度の視点まで広げていくか、というのはケースバイケースですが、自身がどの期間のトレンドで勝負しているのかをしっかりと認識し、その期間に見合った視点の広げ方が必要となります。(今現在見ているチャートは短期的なトレードを想定しています。)

最後に

どうでしょうか?支持線と抵抗線についてご理解いただけたでしょうか?

実は私がテクになる分析を勉強し始めた頃、一番衝撃的だったのがこの支持線と抵抗線でした。過去の価格がこれまでも今の取引に影響を与えるとは全く思っていなかったからです。実際のところ過去の価格なんで今意識する必要もないと思いませんか?笑 でも、際を予想するために過去を参考にした人をさらに参考にする人がいて…と、連鎖が連鎖を生み、世界的なトレンドの転換を作っているわけで…

と、あまり関係ない話をしてしまいましたが、テクニカル分析においてとても重要なラインとなりますので、ぜひここでしっかりと理解してネクストステップに進んでいきましょう!

 

過去の記事にチャート分析における重要チャートとして「反転パターン」や「トレンドフォローパターン」についてまとめたものもありますので、ぜひ参考にしてください!

👉投資初心者必見!必ず使えるチャートパターンシリーズ