Written by kola

「保険の必要性」その保険本当に必要ですか?

PLANNING ライフプランニング

『その保険必要ですか?』

みなさんはどのような保険に加入されているでしょうか?

  • 社会保険(医療、介護、年金、雇用、労災)
  • 民間の医療保険、生命保険や収入補償保険
  • 家屋の火災保険や地震保険
  • 自動車やバイクの自賠責保険や任意保険
  • スポーツ保険や旅行保険  などなど

ひとくちに保険といっても様々な保険商品があり、本当に必要な保険がわからなくなっている方も多いのではないでしょうか?ここでは私の体験談を含めながら、一般的なサラリーマンに必要な保険と不要な保険について考えていきたいと思います。

まずは結論から

基本的には家屋の火災保険と自動車保険を除きほぼ不要

『基本的には』と前置きをさせていただきましたが、置かれている環境によって必要となる保険も変わるので、あくまで基本的はというスタンスです。

まず保険の本質とは、万が一の時のために多くの人が少額の保険料を納めて、その“万が一”が起こってしまった人に対して集めたお金を渡して乗り越えてもらいましょう。という商品です。(※社会保険は置いておいて、その他の保険は全て民間の保険会社が販売している商品であることを常に忘れないようにしましょう。)

逆を返せば、万が一が起こる可能性がかなり低かったり、万が一が起こった時も金銭的に耐えられる場合は不要ということです。不要な商品を買い続けていても、保険会社が儲かるだけです。

ではなぜ火災保険と自動車保険は必要か。これは至って簡単ですが、火災保険については賃貸や新築のローンの際に契約の条件となっている場合がほとんどで、加入しないという選択肢がほぼないということです。必要不要というよりは基本的には強制ということです。自動車保険については車を運転する人という前提は言うまでもないですが、事故を起こした際に人災となった時の賠償額が貯蓄で賄える額を超える可能性があるから。と言う理由です、自動車保険については黙って対人対物無制限に加入しましょう。

あとは本当に生活に直結する保証については社会保険で多くを賄うことができます。社会保険をしっかりと理解し、それでも必要と思う保険だけ民間の保険を上乗せしていくように設計しましょう。

すでに入っている保険

社会保険料を払っている皆さんは、とんでもなく優良な保険にすでに加入していることを忘れないでおきましょう。

社会保険は医療、介護、年金、雇用、労災をカバーする保険となります。なぜ優良かという話ですが、一番身近な医療では、実費の3割負担と言うのはもちろんご存知かとは思いますが、これに加えて1ヶ月の医療費が限度額を超えた場合にはそれ以上の支払いが発生しないように給付される制度(高額医療費制度)もあります。収入によって額は変わりますが、保険対象の治療であればいくらかかっても限度額までの支払いとなります。他には病気や怪我で働けなくなった時は傷病手当金といい1年6ヶ月は収入が保証される制度。失業した時に3ヶ月間手当がもらえる失業保険、その他にも介護、労災など多くの保証を備えたかなり万能な保険です。

そんな保険にものすごく低額の保険料の支払いで加入しているのです。保険料の簡単な内訳(2021年)ですが以下のように被保険者の負担はなんと3割程度です。これぞ日本の社会保険ですね(笑)

会社の福利厚生もしっかり確認

案外忘れがちというか、しっかり確認しなかったりするのが会社の福利厚生で加入している保険です。

私も一部の制度については、入社時に何となく受けた説明のままで少し間違った認識をしていたものあり、一度抜けがないか再確認をしてみるのもいいかと思います。もちろん全然認識していないなんて方は今すぐにチェックしましょう!!

でもやっぱり不安

社会保険もわかってるけどやっぱり不安。。こんな方も少なくないと思います。

何が不安ですか?いくら足りないですか?

これをはっきりとさせることで必要か不要かを判断できるでのではないでしょうか?下記保険について検討した内容があるので、参考にしてください。

  • がん保険
  • 医療保険

このように何が不安で何が足りないのかを可視化することで、漠然とした不安を取り除き、要否を判断できるのではと考えます。あくまで私の考えを書いただけですが、皆さんも何が不安で何が必要でその保険に入ろうとしているのか、入っているのか考えてみてはいかがでしょうか。

まずは生活防衛資金

兎にも角にもまずは貯めよ!!

これまで不要不要と騒いできましたが、生活防衛資金がなくては何にも対応できません。高額医療費性制度があっても限度額までは支払わないといけません。まずは生活防衛資金を貯めましょう。一般的に家庭における通常の支出の半年から2年程度(幅が広い!!笑)と言われていますが、1年分くらいをまずは貯めましょう。そうすることで、突発的な支出に対応できるようになり、不要な保険をやめることができます。それによりさらに余裕資金を生みやすくなります。